初めに、神は天地を創造された。(創世記 1:1)
聖書を読む者にとって、その内容を信じられるかどうかの大きな障壁となる話題の一つが創造論だと思います。
なにせ、聖書の一番最初に出てくるフレーズが、冒頭に書いた御言葉なので突拍子もないです。
創造論って非論理的で、特に科学者にとってはナンセンスな話題。一般的に創造論はそう思われていると思いますし、私自身前まではそう思っていました。
しかし、教会には大学で物理学を研究されていた方がいて、その方から言わせると進化論の方が創造論よりも非論理的な部分があるそうです。
その進化論が非論理的とされる2つの要素が、「ミッシングリンク」と「エントロピー増大の法則」。
「ミッシングリンク」とは、進化の過程を証明する化石が存在しないこと。
例えば、爬虫類が進化して鳥類や哺乳類になったと言われるが(参照:生物の進化)、進化というのは長い年月をかけて緩やかに行われる物であり、それにも関わらず爬虫類の化石ばかり発掘されたり、もしくは鳥類の化石ばかりが発掘されたりして、その進化の過程を示してくれるようなちょうどいい化石が発掘されないという問題である。
そしてもう1点。「エントロピー増大の法則」とは、エネルギーは自然に放散することはあっても集積することはないという物理法則です。例えば、熱した水は周囲に熱を拡散させていき段々と冷めていく一方です。逆に冷たい水に熱エネルギーが蓄積されて熱くなるというのは、火にかけたり太陽光で暖めたりすることなしに、自然には起こりえません。
このことから言えるのは、宇宙というのはビッグバンという爆発が起きて生まれたと言われていますが、何もない空間から爆発が生じるというのはエントロピー増大の法則を覆す出来事であり、法則的におかしいです。また、ビッグバンを差し置いても、無機物から有機物が生まれたという進化論でまたエントロピー増大の法則がひっかかります。
伝聞情報なので、これは定かではありませんが、近年の進化論学者はこれを覆す理論として、宇宙から有機物が飛来してきたと仮説を立てているそうです。しかし、宇宙から地球までに有機物が辿り着くには、発癌の原因となる宇宙線にどう耐えるかという問題、大気を落下する時の空気抵抗や地表への衝突で生まれる熱にどう耐えるかという問題が残ります。
また、確率的にも、進化論は創造論に比べて非現実的な点があります。
宇宙には惑星が幾つもありますが、その中で唯一地球だけ地軸がぶれずに公転を行っているそうです。他の惑星は、地軸がぶれながら公転を行っているために、地球よりも気温が高くなったかと思えば、逆に低くなったりもして、最高気温と最低気温の差が極端になります。
そして、なぜ地球だけ地軸がぶれずにいられるかというと、月が見事な軌道で地球の周りを回っているからで、もし月がなければ、地球は他の惑星と同様に温度差が極端な環境になります。
また、月だけでなく木星も地球から絶妙な位置に存在しており、地球に降ってくる軌道を描く多くの隕石は木星に衝突するそうです。
先月には、教会で奈良から来てくださった牧師先生が、こんな話題を医者にしたら進化論派から創造論派に移ったそうです。
人間には、生まれる前、心臓に穴が空いています。この穴は、母親の胎内にいる時、肺呼吸ができない代わりを勤めてくれる穴だそうです。その穴は胎内から出て肺呼吸を始めた途端、塞がってしまうそうで、これが果たして自然に起こる現象なのかと問いただされると(少なくとも、その牧師先生が話をした)医者は「不思議な現象ですね」という言葉につきるそうです。
ただ、幾ら論理を並べても、科学的に証明するにはその事象を再現しなければならないので、どちらが正しいか完璧な結論を出すことは無理だと思います。それに、結論が出せたところで過去の歴史が明らかになるだけでしかないので、個人的には「『進化論』と『創造論』のどちらが正しいか」よりも、「『進化論』と『創造論』のどちらを支持した方が人生豊かになるか」を議論した方がずっと有意義ではないかとも思います。